iOS11のキーボードの"ショートカット”の謎(CMD+Cとかじゃない方)

外図家キーボードでiライターズというアプリを使っていて、入力行が画面下端のほうになると入力文字と変換候補が被ってしまうという問題が起きました。

多分一番したにあるキーボードの”ショートカット”のせいかなと思い、これを非表示にしようと思ったのですが…設定項目が無いんです。
iOS9の頃には確かにあったのにです。



キーボードの”ショートカット”


キーボードのショートカットというのは、ソフトキーボードの上部に表示されるコピーやペーストといったコマンドを実行でいるボタンのことです。
たしかiOS9の頃に搭載された機能のはずです。

iOS9には「設定>一般>キーボード>英語>ショートカット」という設定項目があり、ここをオンオフすることで非表示にすることが出来ました。

ところがiOS11にはその項目がありません。

ショートカットの設定は「ユーザ辞書?」


名前が変わったのかなと、あれこれ設定を変えてみると消せる項目がありました。
それは「ユーザ辞書」という項目です。

これをオフにすることで、ショートカットは非表示に出来ました!
「ユーザー辞書」をオンにしたところ
「ユーザー辞書」をオフにしたところ

これでアプリの下段に表示されたショートカットも消えました。



でも、変換項目が被ったのは直りませんでした…。
アプリ側に対応がいるのかなぁ。
ちなみに下段に表示されているのは、iライターズ独自の変換候補です。独自に辞書を持っているんですね。

ちなみにその二。
ソフトキーボードの場合は余白ショートカットがあったところの余白部分は消えません。変換候補が表示される領域だからですね。

ユーザ辞書項目の謎


でもユーザ辞書がオフになるのはちょっと困ります。
特異な読み方や記号はユーザ辞書に入れて使っているからです。
でもどうやら、ユーザ辞書は設定をオフにしても効いてるっぽいのです。
学習されたところに取り込まれた、という可能性もあるのですが登録したものの一度も使っていない項目もちゃんと候補に出てくるので…謎な感じです。

ユーザ辞書の代わりに


ちょっとしたtipsとしてはユーザ辞書の代わりに連絡先を使うという手もあります。
連絡先にある名前や読みも変換候補に出てくるのを利用した技ですね。