資料画像表示ソフト「Pureref」のあれこれ



 ※1.90がリリースされた際に、大幅に加筆修正した記事「リファレンス/資料画像表示ソフト「Pureref」の使い方」があります。

 イラストなどの資料を表示するのに特化した画像ビューアことPureref。
 Win/Mac両対応のドネーションウェアで、とても便利に使っています。
 いわゆるWinのMassigraやMacのプレビューと大きく違うのは画像の表示の仕方だと思います。PureRefは1枚1枚の画像をページをめくるように表示するのではなく、大きなキャンバスにペタペタ貼り付けたように表示します。
 そのキャンバス内でなら画像単位で反転や回転、切り抜きなども出来ますので、気になるところだけを切り抜いた並べるなど、さながらPhotoshopのスマートオブジェクト部分だけを抜き出したような機能性を持っています。

 画像ビューアの中ではわりと特異なUI/UX を持っているPureRefは、名前にRefとついているように資料参照の用途に特化しています。
 曰く大量の画像を素早く切り替えて表示すること。好きなような見え方で表示すること。常に見られること。前回作業終了時の環境をすぐに再現できること、です。

  ちなみにクリスタには資料表示用にサブビューというパレットがあります。
 資料を表示したり、色を拾ってこれたりととても便利な機能なのですが、画像に切替が「進む」「戻る」しかないので画像の量が増えてくると切替が面倒になってきます。
 このあたりリストで選べたり順番を入れ替えできたりしないかなと要望を出してみたのですが、わりとおまけ感がある機能なので優先度はかなり低そうです。

 さてPureRefに話は戻りますが、基本的な使い方は他のページに譲るとして、ここでは知っておくとちょっと便利かもというtipsを書こうかなと思います。ようするにいつものあれです。

■画像を一気に敷き詰めたい/並べたい
「ctrl+shift+p」 で全部の画像がoptimizeされます。
 やってることはctrl+a→ctrl+pと同じです。

■並べた画像を一覧したい
 ctrl+aの後にダブルクリック。(ロック中ならロックを解除してから)
 個人的にはホイールでカメラをズームアウトするか、ペンタブの設定でpurerefの時はサイドスイッチに「スクロール/移動」を割り当てるのがいいかなと思います。

■purerefを起動しているとストロークが途切れる時がある
 オートセーブ機能が有効になってると、オートセーブ間隔で一瞬アクティブアプリが切り替わるぽい。これをオフにすると治りました。

■画像の色を拾いたい
 Sキーを押すとカラーピッカーが表示されます。
 表示されたからコードはPhotoshopなどにコピペすればオッケーです。
 ただクリスタの場合は、カラーコードを入力することが出来ないので、クリスタの機能にある「画面の色を拾う」コマンドを使ったほうが良いと思います。
 クリスタも1.64でカラーピッカーが改善されてカラーコードが使えるようになりました。

■黒枠が邪魔
 customizeにあるpresetをglassにすると背景色が透明になります。

■ロックはしたほうがいい?
 正直、好き好きだと思います。
 ロックをしない状態だとスクロール時にスペースバーを押す必要がありますが、よく見る画像を並べるとかクロップ・回転などが手軽にできるので便利、という見方も出来ます。

 最後に画像じゃなくてアナログな本の資料を見るとき便利な書見台で、私が使っているのをペタリを貼っておきます。
 これ厚手の大判のものでもしっかり止まるので重宝しています。

 ではでは。

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